葛西臨海公園の駅を出ると飛び込んでくるまるで南島のようなこの光景。私は南国好きなので、初めてこの駅へ降り立った時のワクワク感は今でも覚えています。
ヤシの種類はワシントンヤシ(Washington palm )。 別名オキナワヤシとも呼ばれる 北米西部の乾燥地域原産のヤシです。
ワシントンヤシは、潮風や大気汚染にも強いため日本国内でも道路沿いによく植えられているのですが、都内でこの光景を見られるのはなかなか珍しいのではないでしょうか。
高さが15〜20mほどに成長するというワシントンヤシ、葛西臨海公園のこの風景も圧巻です。
葛西臨海公園のワシントンヤシがどの位の高さまで成長しているかというと、すぐ隣を走る京葉線を軽々と追い抜いてしまっているほど。
通常、ワシントンヤシ(学名: Washingtonia filifera)は幹回りが160cm以上に成長します。
葛西臨海公園に植えられているのは幹が細いので幹回りが90cm程度に成長するワシントンヤシモドキ (学名:Washingtonia robusta )だと思うのですが、表記はワシントンヤシ(Washingtonia filifera)となっています。
特別に交配されたものなのでしょうか?それともこれからグッと太くなってゆくのでしょうか?
最初に植えられた時はどの位のサイズだったのでしょうね。ちょっと気になります。
葛西臨海公園は園内にもさまざまな場所でヤシの木を見られます。
こちらは葛西臨海水族園の裏手にある南米原産のヤタイヤシ。種子が鳥によって運ばれたシャリンバイが幹に着生しています。
黄色くて甘い香りのする実がなります。この実は原産国では生食されていると聞いたので、こんど成っていたら食べてみよう。
実は私、 子どもの頃には、ヤシの木にはすべてココナッツの実がなるのかと思っていました。
ヤシには多くの種類があり、ココナッツがなるココヤシの他にも実がつかないものや、小さなサイズから大きなサイズまで2000〜3000種類。
ココナッツだけでなく、スーパーフードで人気のデーツがナツメヤシ、アサイーも実はアサイーヤシというヤシの実です。
こちらは海沿いの道に植えられたブティア エリオスパータ科のヤシ。同じ種類に見えますが、二種類のヤシが植えられているのだそうです。確かによく見ると、実が2種類なっています。このヤシになっている実はなんだろう。食べられるのかな?
日本でもよく植えられているカナリーヤシと似ていますね。海沿いにはチャボトウジュロも植えられています。
鳥類園の奥にあるこちらは、一見ヤシの木に見えますがソテツです。
これは駐車場の横・鳥類園入口にあるトイレ前のヤシの木。ココスヤシかと思いましたが、違うようです。シュロの木かな?調べてみてわかったら追記しますね。
丸みがあってかわいいいので一番のお気に入りです。
■葛西臨海公園■
JR京葉線 葛西臨海公園駅徒歩1分
入園料:無料
住所:〒134-0086 東京都江戸川区臨海町6丁目2